Unknown Lady's Diary

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映画感想

【映画】ロシア映画祭in東京 - タチアナ・ヴォロネツカヤ監督「白夜」(2017年に製作された現代アレンジ版)

2017年10月、最新のロシア映画を東京で上映するイベント「ロシア映画祭in東京」が開催されました。一般社団法人ユーラシア国際映画祭が実行委員会を立ち上げて主催したイベントで、ロシアの最新のコメディ映画を中心に、六日間で7つの映画が東京で上映され…

【映画】サラ・ガヴロン監督「未来を花束にして(原題;サフラジェット)」(2015年、イギリス)

(左から(上から)順番に、フランス版・イギリス版・日本版です。わたしはフランス版が一番好きです) この映画の存在は「#女性映画が日本に来るとこうなる」というTwitterのハッシュタグで知りました。なるほどたしかにTwitter上でけちょんけちょんに言わ…

2016年に見た映画&読んだ本&読んだ漫画&訪れた料理屋さん

あけましておめでとうございます。2016年に見た映画・読んだ本・読んだ漫画・訪れた料理屋さんで印象に残ったものをだらだら書きます。去年は全然ブログを更新しなかったのですが、せっかく色々見てきたのに何も書かないのはすごくもったいないよな…と思った…

【映画】ザザ・ウルシャゼ監督「みかんの丘」感想(2013年、エストニア・ジョージア合作) - みかんとシャシリクが繋いだ関係

日本語版のポスターのポエム、ルミネ感がすごい (※前半はネタバレなし、後半にネタバレあり) 舞台は1990年代前半*1、ジョージア(グルジア)西部のアブハジア。この地にはエストニアからの移民が100年前から住んでいて、そういったエストニア系移民の人々…

【映画】「ブリッジ・オブ・スパイ」(スピルバーグ監督、2015年、米国)感想 - Стойкий Мужик!! 不安は何の役にも立たない。

いやもう本当におもしろかった。前半部分の「我々は何を以て自らを米国人と規定するのか?それは憲法だ」というテーマも、ドノヴァン(トム・ハンクス。弁護士役)とアベル(マーク・ライランス。スパイ役)がだんだん心を通わせていくところも、ドノヴァン…

【映画】「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、2015年、ドイツ)

残念だけど、主人公に1ミリも感情移入できない映画だった。映画で言いたいことは分かるんだけど、主人公の思想や行動の背景説明が弱いように感じた。共産党員でも何でもない「普通の人」がヒトラー暗殺を試みた、という設定(じゃなくて事実なんだけど)が…

【映画】「顔のないヒトラーたち」(2014年、ドイツ、ジュリオ・リッチャレッリ監督)感想

※前半にネタバレ「なし」感想、後半にネタバレ「あり」感想を書きます。 すごくおもしろかったー。社会派かつちょっとエンタメ、という映画でした。見る前は、あえてカテゴライズするならこの映画は社会派のそれだと思ってたのですが、フタを開けてみたら、…

【映画】「ジョン・ラーベ」感想 - 南京事件というよりは「ドイツ人ラーべ」を描いた映画

※本エントリーでは、前半に「ネタバレなし」の感想、後半に「ネタバレあり」の感想を述べます。 映画「ジョン・ラーべ」を観てきました。これは2009年に公開された、ドイツ・フランス・中国の合作映画です。1937年の「南京事件」の際、日本軍から南京市民を守る…

【映画】「風と共に去りぬ」感想 - スカーレットと『白夜行』の雪穂

わたしが「風と共に去りぬ」という作品を認識したのは、東野圭吾の小説『白夜行』だった。主人公・雪穂の愛読書であり、彼女がスカーレットに憧れていたのだ。ただ、単なる憧れというよりは、雪穂が自分の人生とスカーレットのそれを重ねているような描写が…