@AZUSACHKA 's note

わたしの感想をわたしが読みたい。

マキシム・コフトゥン'14-15FS使用曲とジェレミー・アボット'13-14使用曲 - Muse "Exogenesis"

コフトゥンの今シーズンのFSの使用曲がすごくいいなあと思って調べてました。イギリスのロックバンド"Muse(ミューズ)"の"Exogenesis(エクソジェネシス)"という曲らしいです。

で、調べてて初めて知ったんですが、この曲の別の部分は、昨シーズンにアボットが使っていたんですね!さいたまでの世界選手権は記憶に新しいです。

使っている箇所が違うとはいえ、ひとつながりの曲なのに、スケーターによって印象が全く違っているのがおもしろいですね。というわけで、せっかく調べたので色々なリンクを並べてみます。

まず、ふたりが使っているアルバムはこれです。Wikipediaによれば、2009年に発売され、2011年のグラミー賞では最優秀ロック・アルバム賞を獲得したそうです。

The Resistance

The Resistance

 

このアルバムの中の曲のひとつがExogenesisです。第一部~第三部から成る交響曲で、コフトゥンが使用しているのが(主に)第二部、アボットが第三部です。


Muse - Exogenesis Symphony (Parts 1, 2 & 3 ...

 

マキシム・コフトゥン - 第二部"Cross-Pollination"(2014年エリック・ボンパール杯


2014 TEB Maxim Kovtun LP B.ESP - YouTube

Exogenesis: Symphony Part 2 [Cross-pollination]

Exogenesis: Symphony Part 2 [Cross-pollination]

 

ジェレミー・アボット - 第三部"Redemption"(2014年世界選手権)


Jeremy Abbott - 2014 World Championships - LP ...

Exogenesis: Symphony Part 3 [Redemption]

Exogenesis: Symphony Part 3 [Redemption]

 

 

なお、コフトゥンについては、スケヲタおなじみJ-sportsにおけるピジョンポストさんのコラムで次のように評されていました。 - 欧州フィギュア派遣選手決定!!ロシアフィギュアスケート選手権2015 男子シングル : コラム | J SPORTS

FSで使用しているMUSEによる交響曲仕立ての壮大でドラマチックな曲は、アメリカのジェレミー・アボットやアイスダンサーが使用したように、伸びやかなスケーティングにたいへん向いています。その部分のスキルアップを狙っての選曲なのでしょう。彼はその期待に応えて、試合毎に滑らかになるスケーティングと情感のある表現を磨いています。

 

読んでいる方が気を悪くされたら申し訳ないのですが、正直に言って、今までのコフトゥンのプログラムってわたしはあまり印象に残らないことがほとんどだったんです。もちろん嫌いだったわけじゃなく、こうしてわざわざ使用曲を調べるほど夢中にはならなかった、程度の意味です。それが今ではこうして丁寧にAmazonYoutubeのリンクまで貼り付けてブログのエントリーにまでしてしまいました。それくらい今シーズンの彼のプログラムはわたしの中で強く印象に残っています。彼は若いので、これからさらに伸びて、クワドジャンプもスケーティングも一級品の「記憶に残る」選手になるかもしれません。来週のワールドも楽しみですね。