@AZUSACHKA 's note

わたしの感想をわたしが読みたい。

女性史研究者が半生を振り返った本が面白かったから聞いてほしい - 総合女性史研究会『女性史と出会う』感想

 

 

図書館でジェンダーフェミニズム関係の棚を眺めていてなんとなく手にとった本。
気軽に読めるかな〜と借りて読んだらめちゃくちゃ面白くて、夢中で読んだ。

語っているのは全員1920年代〜30年代に生まれた女性史研究者。生まれた家のこと、戦時中のこと、受けた教育のこと、自分の研究のことなどを振り返って語っている。

 

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『ジャッカ・ドフ二 海の記憶の物語』感想 - 海が繋ぐマイノリティの歴史

 

 

サハリンや北海道を舞台にした小説が読みたい、と人に話したらおすすめされた本。予想してたよりはサハリンも北海道も出てこなかったけど、初めて知る歴史にたくさん触れられて面白かった。 

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ポーランドとアイヌの抵抗の物語 - 『蝦夷地別件』と『また、桜の国で』

 

 

最近たまたまポーランド関係の作品に続けて出会っている。

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読書サークル「フェミニズム読史会」のウェブサイトを作りました

以前よりブログ内で軽く触れていた「フェミニズム史を学ぶ読書会」のウェブサイトを作ったのでご報告します。

sites.google.com

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漫画『鬼滅の刃』感想 - 連帯して理不尽に立ち向かう物語

世間の波に乗り遅れること数ヶ月。最近ようやく映画『鬼滅の刃』(無限列車編)を観て、勢いそのままに最終巻まで読み切った。あまりにも有名な漫画なのでストーリーは割愛する。

 

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

※以下、決定的なネタバレは書いていないつもりですが、物語の根幹について触れています。絶対にネタバレを読みたくない!という方はご遠慮ください。

 

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アレクサンドラ・コロンタイの恋愛レボリューション1917

 

恋もして!仕事して!みんなで恋愛革命!✨\フゥー/✨

 

フェミニズム史を学ぶ読書会を昨年から続けているんですが、そこでロシア・ソ連フェミニストであるアレクサンドラ・コロンタイを取り上げたました。読書会のために調べ始めたら彼女の思想がとてもおもしろかったので、ここでも紹介します。

 

コロンタイ 革命を駆けぬける

コロンタイ 革命を駆けぬける

  • 作者:杉山秀子
  • 発売日: 2017/12/30
  • メディア: 単行本
 
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『氷結の森』感想 - マタギの谷垣を思い浮かべながら読んだ小説

知人にすすめられ、熊谷達也の小説『氷結の森』(2007年、集英社)を読んだ。
氷結の森 「森」シリーズ (集英社文庫)

氷結の森 「森」シリーズ (集英社文庫)

 
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